2019年12月27日(金)

勘違い

さぁ、今年も残りわずかというところですが

今年の毒は今年のうちに吐き出しておきましょう(謎

 

今年も特に災害の多い一年でしたね。

大きな河が氾濫したり、土砂が崩れたり、ゴルフ練習場のネットが倒れてきたり

 

で、朝のニュース番組で、被災者の人のお宅が今でも復旧していないって現状が紹介されていました。

お気の毒ではありますが、この人は被害者面して何を勘違いしているんでしょうかね?

誰かが守ってくれると思っているんでしょうかねぇ?

誰かが家を建て直してくれると思っているんでしょうかねぇ?

少なくとも火災保険や災害に対する保険に入っていたお宅は、すでに復旧していますよ。

 

自分の命や財産を守ってくれる人はいません。

自分の命は自分が守るのです。自分の財産は自分が守るのです。

生物である以上、至極当然なことですよね。

日本人は、この人と同様で、何か大きな勘違いをしている人が多いですね。

国や警察が私たちを守ってくれるんじゃないのか?

医者が命を救ってくれるんじゃないのか?

保険屋さんがすべて肩代わりしてくれるんじゃないのか?

占い師がすべての悩みを解決してくれるんじゃないのか?

そんなことはありません。

 

私自身も5年前に火災にあいました。

うちは火災保険に入っておらず

両親は年金暮らしなので、貯蓄もなければ自営業という立場上銀行でお金を借りることもできません。

燃え残った家を解体する費用すらない有様

市営住宅に避難しましたが、そこは4ヵ月間しか滞在できません。

岡崎市の職員にうちの母が激怒していました。

「4ヵ月間で家を建て直せる人はいないんじゃないですか?」

「もしかその後、車の中で生活するとして、排煙による二酸化炭素中毒や熱中症などで、私たち一家が死んでもいいんですか?」

と問いかけると

岡崎市の市役所職員は

「一家全員死のうが生きようが、そんなことは知りません」

「とにかく4ヵ月後には出て行ってもらいます」

と言われました。(録音しておけば良かったかなウヒヒ)

 

市だけではなく、県や消防署などにも救済措置はないのかとたずねましたが

全くもって手を貸してくれるものはありませんでした。

それでも我が家は1年後に、同じ場所に新築の家を建てることができました。

三百万円くらい親戚から借り入れましたが、それ以外のお金はすべて自分たちで工面しました。

 

動かなければ変わりません。

変わるかもしれませんが、自分の思い通りにはなりません。

自分の望むものがあるのなら、動いて掴み取るしかないのです。

 

占い師は人を救うことはできません。

でも力を貸すことはできます。

ニュース番組に出ていた被災者の人だって、ここに来ることができれば

説教のひとつでもしてあげられるのにね。

まぁ、そんな感じでテレビを見ていました。

 

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