えびす講
本日は、『えびす講』ですね。
諸説あますが、神無月で出雲に赴かない
「留守神」とされる夷神(戎、胡、恵比寿、などなど)
ないしは竈神を祀り、1年の無事を感謝し
五穀豊穣、大漁、あるいは商売繁盛を祈願する日であります。
旧暦の10月20日であったり、秋と春(1月20日)の2回開催したり
十日えびすとして1月10日や1月15日とその前後などに行うこともあります。
「えびす祭」や「えべっさん」とも言われ、えびすを主祭神とするえびす神社のみならず
摂末社として祀っている社寺でも行われます。
『講』のひとつであり、漁師や商人が集団で祭祀をおこなう信仰結社的な意味合いもありますが
えびす講は各家庭内での祭祀の意味も持っています。
東日本では家庭内祭祀の意味合いが強く、商業漁業の神としてのみならず
農業神として崇める傾向があります。
この地域でみると、農協などが本日イベントを開いていたりしますね。
これらも、えびす講にちなんでのものだと思います。
地域によっては1月のえびす講を商人えびす、10月のえびす講を百姓えびすと呼ぶこともあるそうです。
大鳥大社など日本各地の鷲神社で行われ、熊手などの縁起物を購入するのに良い日といえますね。
また大鳥は鷲であり鳳であり、それは酉であり酒であり神に繋がります。
本日は、ご家庭内で日本酒を飲み家族全員で衣食住に感謝をいたしましょう。
聖司