初詣のあり方
皆様、新年を迎え初詣はお済でしょうか?
門松やおせち料理や破魔矢や熊手や
形式は知っていても、意味を知らない人がほとんどではないでしょうか?
情報化社会が進み、クオリティーコントロールだのコンプライアンスだの
何かと常識やらルールが求められるこの時代
ネットを覗いてみると、正しい初詣の仕方だの、いつまでにするべきかだの
そんな文面がおどっています。
神様という存在は、物質世界の者というよりもどちらかと言えば精神世界の者です。
そんなに形式ばって融通の利かない者ではありません。
初詣は元旦から3日までにするべきだとか
七赤までにとか、松の内やら鏡開きやら、いくつもの説が出てきます。
歴史的な資料を調べてみると、いつまでにという明記はどこにもありません。
年が明けて、初めて神社仏閣を参拝するのが初詣だと曖昧なことが書かれています。
そうなんです。
神様という存在は結構いい加減な者なのです。
時には人を救いもすれば、気まぐれに天災を起こし
3.11の時のように寿命のある人たちまで巻き込み、何千人の命を一瞬で奪うこともします。
海外の神話や伝承でも、神様のいい加減振りがいくつか残っています。
なので、初詣も適当でいい加減でよいのです。
要は気持ちの問題です。
そこに気持ちが籠っていればよいのです。
適当やいい加減と言っても「適当な気持ち」「いい加減な気持ち」
という意味じゃないですからね。
そのあたりは注意してくださいね。
ここで敢えてルールがあるとすれば
それは一番最初に氏神様への挨拶を行うことです。
この辺りだと、人が集まって賑わう熱田神宮や
少々足を延ばし、伊勢神宮にという方もおられることでしょう。
でも歴史を調べてみると、期間は明記されていないのですが
場所は氏神様にということが、しっかり書かれています。
以前にもお話しした通り、氏神様はその土地に住まう者の
安全、健康、収入、繁栄を一番近くで見守ってくれている存在です。
ここに一番感謝しなければ、普段の生活がなりたっていきません。
少々地味な氏神様もおられると思いますが、まずは地元の神社に行きましょう。
その後であれば、熱田神宮でも伊勢神宮でもお好きなところにどうぞ、という感じです。
もしか、氏神様よりも先に他の神社に行ってしまわれた方
心配はいりません!!
今週末にでも、五節句の七草と一緒に氏神様に挨拶にいきましょう。
なにせ、神様はいい加減なのですからね♪