2018年01月07日(日)

本日は五節句のひとつ、人日の節句ですね。

人を殺さない日を差していますが、きっと日本では今日もどこかで・・・

まぁ、暗い話は置いておいて

 

七草粥を食べる日というのが一般的ですね。

無病息災や、年末年始で疲れた胃腸をいたわるためなど

いろんな説がありますね。

ウィキで調べてみたら

『七種は、前日の夜にまな板に乗せて囃し歌を歌いながら包丁で叩き、当日の朝に粥に入れる。』

というものが出てきました。

 

まな板?

え?まな板で七草を叩くんですか?

偏屈は私からすると、ちょっとツッコミを入れたくなってしまうところですね。

 

正月ということもあり、新年会などでお酒を飲む機会も多い時期ですので

今日は、まな板のお話をいたしましょう。(なぜ、まな板ッ!!

 

お酒を飲まれる方は、お酒の旨さも大事ですが、つまみもお酒の楽しさを

左右する大事なものですよね。

『つまみ』のことを酒の肴(さかな)と言いますよね。

『さかな』という単語から、一番に思い浮かぶのが『魚』ではないでしょうか?

ですが、その昔『魚』という漢字は、『さかな』という読み方はなく

『うお』と読んでいました。

 

実は酒の『肴』という漢字も、当時は『酒菜』と書いていました。

酒のつまみである酒菜には、2種類あり

『真菜』と書いて、『まな』

『粗菜』と書いて、『そな』

というものがあり、真菜は魚(うお)を使ったつまみ

粗菜は大根や人参など野菜を使ったつまみを指す言葉でした。

 

お酒の好きな人にとっては、粗菜よりも真菜を好む人が多く

酒の酒菜といえば、真菜であり、魚だろ!!

そこから酒菜(さかな)がそのまま魚(うお)の読み方に加わることになったのです。

 

ですから、魚をさばく板を真菜板(まな板)と呼び

野菜を切る板を粗菜板と呼びました。

生ものなどをさばいて血の付いた板の上では、野菜などを切るには衛生上問題があることから

当時は生ものをさまく板と、野菜などを切る板を別に使っていたんですね。

現代では、洗剤などすぐに消毒できるものが普及したので

粗菜板というものはなくなっちゃいましたけどね。

 

今日も一つ賢くなりましたねウヒヒ

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