14年
また今年も8月6日を迎えたわけですが
あれからもう14年も過ぎたのですね。
秋葉原を歩いている人たちの中には、もうあんな悲惨な事件が起きたことすら知らない人が多くいるようです。
7人もの死者、そして10人の重軽傷者を出した日本史上最大級の連続殺人事件なのに
悲惨なことだったから思い出したくない?語りたくない?
不可解な点が多く、冤罪の可能性もあるから話してはいけない?
それとも死刑が確定して7年も経っているのに、まだ死刑が執行されていないから?
そもそも『死刑』そのものの意義が問われている時代だから?
理由は、上記のすべてです。
いや、それ以外にも多くの理由が混在しているからです。
この事件、被害者、犯人、検察、弁護士、裁判官、そして世間
いまのこの状況で誰が救われるのでしょうか?
誰も救われません。
なぜならすべてが藪の中であり
世間の記憶から消え去ろうとしているから
週末ですし、秋葉原の歩行者天国は今日も大勢の人で賑わっていることでしょう。
そんな悲劇があったことなど知らないかのようにね。
これも、平和の対価なのかもしれませんね。