2023年03月19日(日)

正義とは

袴田事件が最近よくニュースになっていますね。

名張毒ぶどう酒事件もそうですね

彼らはほんとうに殺人を犯したのでしょうか?

あくまでも個人的な意見としてですが
彼らは殺人を犯していません。
まず第一に死刑が執行されていません。
冤罪の可能性が極めて高いので、死刑の執行ができないのです。

また当時の事件の詳細をみると、明らかなアリバイがあったり
実際に殺人が行えたかというと不可能である部分がいくつか出てきます。

では、なぜ彼らは殺人犯であると起訴され死刑囚となったのでしょう?

それは『正義』がそこにあったからです。

無実の人間を死刑囚にしてしまう『正義』とは一体何なのでしょう?

それは『多数決』です。
日本は特に民主主義ですよね。
民主主義とはなんですか?多数決ですよね。

警察の捜査も「こいつが一番怪しい」という多数決の元、犯人を捕まえます。
そして犯人ひとりに複数の刑事が取り調べを行うわけですよね。
そして自供させて裁判を行い、判決がくだされる。
それまで犯人の見方は弁護士のみであり、それ以外は全員その人を犯人だと思いこんで物事は進行していきます。
第三者であれニュースで「〇〇容疑者逮捕です」と言われると「たしかにヤリそうな顔してるね」ってなりますよね。

名張毒ぶどう酒事件では、事件があった村民全員が「彼は犯人ではない」と証言していました。
が、ある日の夕方、警察の説得が行われ、次の日以降村民の意見が逆転
村民全員が「彼が犯人である」と言い出しています。

なぜ、そのようなことが起きたのか?
村民は誰が犯人なのか、犯人が明確化していないことに強い不安感を持っていたのです。
要するに犯人は誰でもよくかった。恨むべき対象が欲しかった。

そこに犯人を早急に逮捕したいという警察の意見が合致し、その日を境に彼は殺人犯になったのです。

袴田さんの今後
これはあくまでも私の見解です。

袴田さんの再審は行われないでしょう。
なぜなら、証拠がない
実証実験をしているが、あれは全く意味がない
なぜならば、正義は多数決だからです。

当時、袴田事件に関わった警察関係者はまだ生きています。
それもかなりの地位にまで上り詰めています。
もしか冤罪だった場合、誰が責任をとるのですか?誰が悪かったとなるのですか?
また無罪と分かっていながら判決を下した裁判官2名はどうなるのですか?

袴田さんの再審が認められた場合、いろんな偉い人たちが迷惑をこうむる可能性があるわけです。
これも名張毒ぶどう酒事件のときとおなじですよね。

そして袴田さんは再び死刑囚となるのですが
刑務所での生活は無理と判断され、監視のもと自宅で制限された余生をおくることになるでしょう。
これが法治国家日本にとって最良の選択だと思われます。

これが我らの正義です!!

よく考えてみてください。

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