令和6年元日
節分以降の来年の運気を少し書き出してみましたが
占い界隈では、来年1月1日の暦が話題になっていますので、これについても少々お話していきましょう。
『1』は始まりを表す数字ですよね。
1月1日は始まりである『1』が揃う目でたい日であり、1年でも一番大きいお祭りであります。
来年の1月1日もいつもどおり始まりといえるのですが、どこが違うのかと言えば日付以外もすべてが始まりを表しているということです。
年ごとに干支があるように、月にも日にちにも干支が存在します。
来年の1月1日は『甲子一白』となります
『甲』は十干の始まりであります。
『子』は十二支の始まりであります。
『一白』は九星の文字通り始まりであります。
これだけではありません。
来年の1月1日は『天赦日』であり『一粒万倍日』であり
陰陽の切り替わりである『隠遁始め』でもあります。
一粒万倍日は比較的多い暦なので、1月1日が一粒万倍日になる年はあまり珍しくはありません。
ですが、天赦日に関しては年に約6回程度(来年は7回)しかありませんし
陰陽期間はそれぞれ180日あり、順次切り替わるので、基本的には1年に1回しかきません。
一粒万倍日は、一粒の種が万倍に増えるという吉日であり、増え『始める』切っ掛けとなる日。
天赦日は天の神がすべてを許してくれる大吉日であり、これも物事を『始める』のに最適な日と言われています。
そして陰陽が切り替わるということは陽の力がよわまり、陰の力が強まり『始める』日ということです。
ちなみに過去1月1日と天赦日が重なった年は2000年でした。
今回のように天赦日だけではなくすべてが重なる日を検索してみましたが、ネット上では見つかりませんでした。
もしかすると100年単位、いや1000年単位でしか訪れない暦なのかもしれません。
そして重大なのは暦ではありません。
実際に何が『始まる』のか?
創造と破壊は表裏一体です。
畑を作るのに、木を切り倒し山を切り開きました。
新しい建物を建てようとするのなら、古い建物を壊さなくてはなりません。
そう考えると、本当の始まりは破壊から始まるのかもしれません。
そして、その破壊が人為によるものなのか天為によるものなのか?
それは占い師にもわかりません。
なぜなら人は天の下にあるからです。そして占いは天から授かったものであり、天の上から授かったものではないからです。
だから偉い人が言ったでしょ?「上には上がある」と