災害に弱い原子炉
何かと話題の7月5日ですが
地震や海底火山の噴火、それに伴う大津波により日本は大きな被害を受けるのでは?
という都市伝説が世界的に拡散されていますね。
私は何も起きないと思っていますが
年間地震発生回数約1500回(震度1以上)の日本列島ですから
毎日平均5回程度の地震が日本のどこかで発生しているわけですよね
そう考えると地震や津波も怖いのですが、3.11のように原子炉が大きな危険をはらんでいます
地震大国日本が抱える危機。元裁判長が語る日本の未来【 都市伝説図鑑 ゲスト : 樋口英明さん 】
この動画内では、なぜ原発が危険なのか?を語っていませんね。
まず基本的に人類はいまだプルトニウムやウランという物質を理解できていません。
人類はそれらの物質が発電などに使えるということを知り、それを活用しているだけにすぎません。
私は以前〇菱社員であった時代があります。
そこで実際に聞いたお話・・・
原子炉の建築作業に携わった方のお話しです。
建築作業には〇菱重工以外にも数社の大手企業が作業に参加していたそうです。
設計図はもちろん放射性物質や原子炉に知識のある専門家が作成したものです。
ですが、〇菱を含め建築作業員は建築の専門家ではありますが
原子炉の専門家ではない一作業員です。
また作業を行っているA社の基準では設計図の寸法の小数点以下は切り上げ
別のB社の基準では設計図の寸法の小数点以下は切り下げ
要するに10.5mmのパイプがあるとすれば
A社では切り上げなので11mm
B社では切り下げなので10mm
となるわけです。
たった1mmの違い・・・
でも原子炉というものはご存じの通り超巨大施設です。
この1mmずつの違いが重なり施設完成時はパイプが接合できない
パイプと接合部に1メートル以上の隙間がある部分が多発!
そこで行われた行為・・・
「パイプを無理やり引っ張って付けてしまおう」
「パイプの種類は違うけど、別の余ったパイプで代用しよう」
また当然それはパイプ以外もそうです。
柱も壁も床も、原子炉全体が無理やりな作業で建築されているのです。
これは作業員が悪いわけではありません。
前述したとおり作業員は原子炉などの知識がない、一般的な一作業員であり
原子炉やウランなどの放射性物質がどれだけ危険なのか知識不足な人たちが作業に携わっていたわけです。
さらに言えば完成当時はどこの原子炉も対応年数20年程度の設定でした。
要するに20年後には廃炉もしくは再建築しなければならないという設定でしたが
30年を超えた原発が日本では普通に稼働しています。
これらの施設が地震に強いと言えるでしょうか?
地震などが発生しなくても、いつでも原発が大爆発を起こしても不思議でないのが現状。
7月5日に向けて、原発の近くにお住いの方々はとくに注意しましょうね。
そして気になる方は、原発の現状や放射性物質がどのようなものなのか?調べてほしいですね。
大きな選挙も近いうちに行われそうな気配なので、よく調べてうえで原発賛成なのか反対なのか
それも踏まえたうえで選挙にのぞまれることを切に願います。