『選挙』を考える
いきなり結論から言いましょう
選挙で日本は変わります!
が
選挙では日本はかわりません!!
はぁ?
日本の年齢別人口と年齢別投票率を見てみましょう。
20~39歳までの人口にくらべ
60歳以上の人口は2倍超です
現在20~39歳までの投票率は約40%
60歳以上の投票率は約65%
仮に20~39歳までの若い世代が100%投票したとして
60歳以上で投票率が例年通り65%だったとしても、その投票数にはおよびません。
要するに、20~39歳までの世代が、若者重視の政策を考えている候補者に投票してもほぼ意味がないとうことになります。
投票に行く必要はありません!
60歳以上の投票者の中には、高齢者よりも若者重視の政策が重要だと考える奇特な方もおられるでしょうが
そのような人は限りなく少ないでしょう。
この物価高、増税、年金減少の時代、自分たちの生活を重視し投票するのは当然ですからね。
また現在の選挙戦は、どれだけ多くの組織票が得られるかに掛かっています。
私が以前所属していた企業(社員約5000人)でも「必ず投票に行け」「必ず〇〇に投票しろ」という指示があり
各投票所に企業の監視役が常駐しており、指示通り投票しない社員は出世できなくなります。
現在はパワハラなど問題視される可能性があるので、企業側も強制的な投票は減少していると思いますが、暗黙的な圧力はありますし
今だ組織票が重要であると言われていることから考えると、社員に対し厳しく指示される企業も多く存在していると言えるでしょう。
ということは大手企業や組織に所属している人間は、自分の意思で自由に投票することはできないということです。
もちろんそのような組織に所属していなければ、自由に投票できます
40代以上の有権者であれば、人口的アドバンテージがありますので、投票には意味がありますが
仮に私が所属していた組織5000票に対し、所属していない個人の1票
どちらが強いですか?どちらが勝ちますか?どちらが当選し、どちらが落選しますか?
結論の補足をしておきましょう
選挙で日本は変わりますが、それは政治家同様
お金と力(利権)を持った人間によって変わります。
一般市民では投票しても、国会前で焼身自殺しても日本は絶対に変えられません。
日本は民主主義です。
日本は独裁政権ではありません。
だって選挙で公正に行われたものでしょ?
そして、その公正な選挙によって多くの国民がその政治家を選出したんでしょ?
日本国民であれば、それに従いなさい!
選挙ってそういうことです。