寿命とは
3.11の時、お亡くなりになられた方々は運勢的に言う寿命であったのか?
いろんな占い師さんにお話を聞いても「それは違う」という意見がほとんどですね
寿命でありお亡くなりになられた方もいるが、ほとんどの場合寿命であったわけではなく
土地の運、国の運というとても大きな運気に飲み込まれるような形でお亡くなりになっている
だそうそうです。
確かに!
寿命という絶対的な運勢があった場合、数万人の人の寿命が同じ日時であったとは考えにくいですね。
当然お亡くなりなった人の中には占い好きな人もいたことでしょう。
なんならお亡くなりになった本人が占い師さんであったということもあるでしょう。
絶対的で逃れられない宿命的寿命があるのだとしたら
「あれ?あの人も、この人も寿命が同じだ」
「それも病死や自殺などではなく事故死(災害死)だ」
と誰かがどこかの時点で気付いていても不思議ではありません。
でもそれに気づけなかったということは、それ以外何らかの運勢的要因があるのだと思います。
それが土地の運、国の運ということになるのでしょう。
本日は長崎に原子爆弾(ファットマン)が投下された日です。
お亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。
広島への原爆(リトルボーイ)投下に続き、8月9日早朝、小倉市(現在の北九州市)への原爆投下作戦が開始されました。
当時の小倉市の天候は朝靄がかかっているが、投下時までには晴れる予測
作戦時間通りファットマンを搭載したB-29(ボックスカー)は小倉市上空に到着
爆弾倉のハッチが開き、ボックスカーの搭乗者が保護メガネをかけたとき
投下予定だった小倉陸軍造兵所に霧もしくは煙がかかっており目視できないとの理由で投下を断念
ボックスカーは第二投下目標であった長崎へ向かうことになる
結果は歴史通り長崎市民約24万人に対し、約7万4千人の死者をだす甚大な被害でした。
小倉陸軍造兵所に掛かっていた霧?もしくは煙とは一体なんだったのでしょう?
この霧のようなものに関して日米双方所説あるのですが、どれも可能性が低い
現に先行し気象観測をしていたB-29(エノラ・ゲイ)は投下地点の霧のようなものを確認していない
投下直前に突如として霧?が発生した?
今もって謎の霧の発生により、当時の小倉市民は救われ、長崎市民が被害を受けたことになる
この命の選択のどこに寿命や運勢や宿命があったのだろう?
神や仏がいるのなら、なぜ小倉市に霧が発生し、なぜ長崎市には霧が発生しなかったのだろう?
霧に関係なく、ボックスカー機長であるスィーニー少佐が投下を強行していたら?
ほかにもいろんな選択しや分岐点があったのだろう
80年前の今日お亡くなりになった7万4千人も全員が寿命ではなかったのだろう?
自然の中に生きている我らは常に自分以外の運に晒されているということだとすれば
占いには意味がない、もうこれは占いの限界だ
だって我らの周りは、人間よりも大きな運勢をもっているものばかりだろ?
天気も地球も宇宙も時間も
たとえ相手が人間だったとしても、自分と同じチカラを持った人間なんだ
所詮人間なんです。
人間は誰もが主人公ですが、神でも仏でも支配者でもありません。
もっと謙虚気に生きましょう。
そしてよく考えてよく学び、自分の判断で選択し行動していきましょう。
占いとは、それに対して力を貸すものです
救うものではありません
死は常に微笑みかけてくるものです
人はそれに対して微笑み返すことしかできません
寿命とはそういうものなのでしょう
改めて、人類すべての戦没者に心よりご冥福をお祈り申し上げます。