怨霊と神
本日9月14日は崇徳天皇が崩御された日とされています
「されています」と書いた通り彼の死には諸説あり(なんせ約900年前の出来事ですしね)
崩御された日も、その悲惨な死に方もいろんな説があり、いまだ明確にはなっていないからです
ただどの説を読んでも、壮絶な人生で悲惨な死であったのは確かなようで
日本の三大怨霊のひとりに数えられていますね
それだけ崇徳天皇本人としても、その恨みは計り知れぬものだったのでしょう
他の三大怨霊としては
菅原道真
平将門
とされています
あれ?
菅原道真って天満天神であり学問の神様じゃなかったっけ?
実は現代では、崇徳天皇も平将門も守護神として厚い信仰を受ける神様として扱われています
これって疑問に思いませんか?
神様って何なの?
大怨霊がどうしたら神になるの?
何時どのタイミングで神になったの?
もしか貴方が彼らだったらどうでしょう?
正しい行いをしていたのにも関わらず裏切られ
世間からバッシングを受け、むごたらしい死に方を求められる
言葉では表現できない壮大な苦しみを受けて死んでいったのでしょう
それを貴方だったら許せますか?
どれだけ時間がたてば許せますか?
自分や家族や愛する人を、むごたらしく殺した世間に対し
神となり世間を救ってあげようという気持ちになれますか?
それが出来る器の大きい人物だったから神になれたのでしょうか?
違いますね
彼らの深い深い怨念はまだ生き続けています
現代では神様として扱われるこの3人ですが、ことを間違えれば祟られ簡単に殺されます
この3人以外、古来より純粋に神と呼ばれ信仰されている存在も
時には人に害をなす存在だった者も多くいます
海外の神でも、この世に降り立ち、食物を食い荒らし、男は殺し、女は犯し
やりたい放題の暴挙を行い天に帰っていった神もいるくらいです
要するにすべては『使い方』なのでしょう
都合よく活かしてしまった結果が神や仏という存在なのでしょう
いや、それだけではなくこの世のすべてがそうなのかもしれません
捨てる神あれば拾う神あり
どうせなら拾って活かしてしまいましょう