2020年09月06日(日)

オリンピック景気

通常、オリンピック開催国が決定すると

その国の経済活動は盛んになり、景気が上昇します。

 

新規競技場の設置や既存の施設の改装、また競技場周辺の公共整備

それに伴い商店街や商業施設も多くの集客が見込めるために、いろんな形で投資を行います。

なので、オリンピック開催国はオリンピックに向けて景気が上がるのですが

今まで、どこの国を見てもオリンピック開催後はその景気を維持できず

急激なる景気の低下がみられます。

オリンピック開催というのは一時的な景気向上ではあるが、経済的には諸刃の剣ともいえそうですね。

 

今回の日本オリンピックのコンセプトは「世界一コンパクトな五輪」「世界一カネのかからない五輪」だったはずです。

なのにも関わらず、コロナによる延期により、通常予算1兆3500憶円をはるかに超え

予想では追加予算を含め総額3兆円を超えるのではないか?と噂されています。

 

ちなみに前回の夏季オリンピックの予算は約1兆800憶円でした・・・

 

追加予算を払い、オリンピックを再開するのはとても大きなリスクを抱えることになります。

それは経済的なのはもちろんの事、コロナの大規模流行というリスクも伴います。

 

ではいっその事、オリンピックを辞めてしまってはどうでしょう?

現在、予算である1兆3500億円を使い切り、施設の維持費や職員の給料などで毎月何十億と費用が掛かっています。

オリンピックを辞めてしまうと、それらの投資を回収することなく予算のほぼ全てが無駄になってしまいます。

 

もう皆さんおわかりですよね。

飛行機は飛び立ってしまったんです。

ただ着陸する飛行場がない。

どこかに不時着するしかないのです。

 

世界がコロナによる不況を迎えているにも関わらず

日本はそれに加えてオリンピックという処理しようのない爆弾を抱えてしまった。

 

日本は来年、世界のどこよりも厳しい不況の嵐がふくことでしょう。

弱い企業は軒並み潰れ、強い企業でも多くの犠牲をだすことでしょう。

そして、新しいサービスやその状況に合わせた新たな企業が立ち上がり始めます。

 

貴方はこれを、危機と見ますか?

それともチャンスと見ますか?

 

ポイントはオリンピックの再開か中止か

会長のトーマス・バッハ氏の回答がスタートの合図と言えそうですね。

 

もうここまでくると占いは使えません。

どうか皆様、自分が思いつく限りの最善の選択をしましょう。

コロナ対策も経済活動もね。

ARCHIVES

LATEST POST

CATEGORY