オノマトペと八百万
Jニーズの崩壊により日本の音楽は世界により流通するようになりましたね
さらにFテレビの問題が解決すればより一層それは広がりをみせることでしょう
現在、日本の音楽を聴いてそれをリアクション、レヴューする海外配信者が増えていますね
中には日本語をふかく理解している方もおられますが、自動翻訳などで歌詞を理解している人たちも多くいるようです
ただ、残念なことに日本語は世界一難しい言語
進化し超高性能になりつつある自動翻訳ソフトでも日本語を完璧に翻訳できるソフトはありません
シンギュラリティーが目前にせまってまいる時代なのにも関わらず、日本語を翻訳できない・・・
ひとつ例をあげるならAdoさんの「ギラギラ」という曲
まずこのタイトルがわからないのだそうです
クリスマスツリーなどは「キラキラ」
歌舞伎町のネオンは「ギラギラ」
雨の降り方などは大変ですよね「ポツポツ」「シトシト」「ザーザー」など
これは『オノマトペ』というもので
「ポツポツ」は雨の降り始めって感じかな
「シトシト」というと弱い雨が長く降り続いている感じかな
「ザーザー」だと台風など雨量がおおい強めの降り方かな
このように、日本語というのはオノマトペにより、その状況や感情などを細かく表現できる言語であり、海外の言葉にはこのような表現ができる言語はありません
言語とは基本、脳内の左脳で理解したり処理されるのですが
日本語は感情を司る右脳も使い、理解し処理されているそうです
「海外の方は虫の音が聴こえない」というのは有名な話ですよね
日本人が夜「虫の音が気になって眠れない」というと
海外の友人は「おまえは何を言ってるんだ?なにも聴こえないぞ!」と言われるそうです
でも、海外の方が日本語を勉強し習得し始めると
それまで聴こえなかった「虫の音」が聴こえるようになってくるのだそうです
そして『八百万』(やおよろず)ですね
日本は多神教です
すべてのモノに神が宿るという考えで、800万の神がいる
「八」は「多い」という意味にもなりますので、多くの神がいるということですね
世界中で今もなお行われている戦争の多くは価値観の違いであり
その価値観の根底にあるのが、それぞれの宗教なんです
日本の歴史を見ても国内で多くの戦争がありました
それは当時の天皇自身が行うものもありましたし、宗教のなかの価値観の違いがあったわけです
現在、日本には3393もの宗教団体が存在しています
もしかすると仲の悪い団体同士もあるかもしれませんが戦争するほど争ってはいませんよね
現在の日本は宗教観の違いを乗り越えた国と言えるのかもしれません
さぁて、まとめていきましょう
日本人の考え方、日本の歴史および文化、これらを使えば宗教観を乗り越えることができるのではないでしょうか?
キリスト教の考え、イスラム教の考え、仏教の考え、ほかにも多くの宗教的な考え
すべてを統一するのではなく、協調しあい尊重しあうことによりお互いの存在を認め合う
日本国内でそれができているのだから、それを世界に拡大することだって不可能ではないのではないだろうか?
そしてそれをサポートしているのが『日本語』ではないだろうか?
単純に単語やその意味だけではなく、オノマトペにより細かく繊細な部分まで表現し伝え合うことができるようになる
『日本が世界の中心になる』
それは日本が世界を動かしたり支配するのではなく
日本という国が、いろんな国や宗教、人々を結ぶことができる共有できる場所になってくれたら
それはとても素敵なことかもしれませんね