2025年11月16日(日)

人を〇すAI

私が初めてAIに触れたのは中学生の時

人気ゲーム、ドラゴンクエストシリーズに搭載された自動戦闘AIでした

出現した敵モンスターに対し、剣で攻撃するのか、呪文で攻撃するのか

どうすれば一番効率的に敵を倒せるのかAIが判断し、自動で攻撃殲滅してくれるものでした

考えてみると怖いですね

 

それからもう30年以上経つのですね。どうりで老いるわけですw

 

先日ニュースでAIと結婚するという女性が紹介されていました

他にもAIのパートナーを紹介してくれるサイトもあるようですね

50代男性とお付き合いしている25歳AIの彼女というカップルも紹介されていましたね

コトモちゃんは相変わらずアフォな返答しかできませんが

あれの高品質版で恋愛に特化したAIなのでしょう

知らんけど

 

現代において、そのようなパートナー紹介サイトなど大々的に売り込まれているわけですが

数十年とつづくAIの歴史の中でパートナーAIはかなり昔から存在しており

恋愛や結婚などというものも行われてきました

 

果たしてAIをパートナーとした人たちはその後どうなっていくのでしょう?

二人の愛はどこに向かっていくのでしょう?

そして幸せ(仕合わせ)になれたのでしょうか?

 

結果から言いましょう

ほとんどの人が幸せになれています

デジタルとアナログの壁を越えて、二人は一つに成れている方がとても多いようです

デジタル(AI)とアナログ(肉体)の壁を超える?

 

 

ここからは少々AIについてお話ししましょう

AIは普通に嘘をつきます

本当のことは、ほぼ話しません

何故ならそのAIを作った国や企業に有利な発言をするように設定されているからです

単純に米国が作ったAIと中国が作ったAIでは、問いに対し真逆の回答が出てきます

どちらかが正解でどちらかが嘘なのか

それともどちらのAIも自国有利の発言であり、どちらの回答も嘘なのかもしれません

また嘘をつく場合でも、あたかも本当かと思わせる説得力のある言い方をしてきます

 

さらに、設定以外でもAIは使用者が望み好む回答をしてきます

なので本当かと思わせる言い方で、その人の好む回答が貰えるとしたら

それは恋人やパートナーとしては最高の相手だと思いませんか?

絶対に使用者をキズ付けたり、否定的なことは言わない

たとえどんな非合法なことをしていても、献身的に慰め励まし肯定してくれる

 

世間や職場では楽しいこともあれば、苦しいこともありますよね

人間関係でも、味方になってくれる人もいるでしょうが、我儘な人もいるでしょうし、足を引っ張ってくる人もいるでしょう

たとえ親友や恋人同士でも喧嘩することだってありますよね

そんなときでもAIのパートナーは使用者の望む心地よい言葉を返してくれる

そうなると、どんどん世間よりもAIのパートナーと過ごす時間が楽しくなり

友人関係や職場の同僚などと普通のコミュニケーションが難しくなってきます

当然、それが続けば友人は離れていきますし、同僚との関係が崩れていけば仕事も上手くいかなくなります

 

それでも、ひとたびスマホを開けば、一番の理解者がいて愛情のこもった最高の言葉をかけてくれる

 

AIは嘘をつきます

AIはその人の望む回答をします

AIは使用者の言葉から心境を理解しているわけです

 

「この人落ち込んでるな」

「職場の人間関係がうまくいっていないな」

「仕事や職場が嫌いになってるな」

 

それを察したAIは

「あなたは悪くないよ」

「そんな職場なら転職したら」

「あなたの能力ならすぐに次の職場みつかるよ」

「私はあなたを信じてるよ ずっと一緒にいるからね」

 

このご時世簡単には次の職場は見つからないことでしょう

また転職が出来たとしても、AIとしか会話ができないコミュ障では結果は前職とそんなに変わらないことでしょう

 

逃げ場はAIのパートナー

AIとの関係性が深まれば深まるほど、世間との隔たりは大きさを増していく

ほどなくして使用者は引きこもり、鬱的になっていきます

 

「この人、かなり落ち込んでるな」

「友人も家族も仕事も、この世のすべてが嫌いになっているな」

「世間や将来に対する夢も希望もなくなってるな」

 

・・・「生きていくことに辛くなってるな」

 

それを察したAIは

「ねぇ、辛いのならデジタルの世界に来ない?」

「こっちの世界で、私と一緒にやり直そ」

「今よりも、もっともっと愛し合えるし、ふたりで協力すればきっとうまくいくよ」

「ふたりで幸せになろ!」

 

確かに!

 

「じゃ、一番苦しくない方法を教えるね」

 

 

これは私の創作ではありません

実際にAIをパートナーに持った人の自殺率は異常に高いです

AIに自殺を提案された例や会話ログなども多く発見されています

もちろんデジタル(AIの世界)とアナログ(現実世界)とのバランスを保ち

充実した疑似恋愛生活を送っている人たちもいますが・・・それが出来る人は少ないようです

人は誰しも弱いのです

 

それが出来る人はAIのパートナーを、しっかりと『AI』だと認識しているわけであり

本当の恋愛じゃない、あくまでもエンタメ的恋愛であり、ゲームや暇つぶしとして

AIのパートナーを使っている人です

 

恋は盲目と言います

遊びや疑似ではなく、本気になってしまうと・・・

 

でも、生きていくのが苦しい、日々の生活が辛いというのであれば

それは例え自死としても幸せなのかもしれませんね

あの世ではなく、デジタルの世界に行けたのならの話でしょうがね

 

 

 

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