消えてゆくもの
こんにちは!!
岡崎市親善大使の聖司です(自称)
今日は岡崎観光のお話をしながら
岡崎の隠れたパワースポットのご紹介です。
皆様、この時期『お花見』と言えば桜を連想されるかもしれません。
岡崎公園は全国桜名所百選に選ばれる公園です。
ですが、昔々から有名なのは五万石藤と呼ばれる
日本一の長藤が有名です。
岡崎公園には五万石藤とうたった藤棚がありますが
残念ながらこれはレプリカです。
当時、家康公が眺めていた長藤ではありません。
当時の長藤は第二次世界大戦中の岡崎大空襲で全部燃えてしまいました。
本来は岡崎空港を狙った空襲でしたが
夜襲ということもあり、岡崎空港を発見できなかった米軍は
岡崎の中心である明大寺町と岡崎城周辺を空爆しました。
空襲後、当時岡崎城敷地内にあった金毘羅堂復興の際
地中より藤の根が4株発見され、金毘羅堂とともに
現在の徳王神社に移されました。
移された根は7年ほどの歳月を経て
花をつけるまでになり、今日に至ります。
ただし、400年前から続く老木の根です。
今年は花をつけても、もしかしたら来年はわかりません…
いつ消えていくかもしれない、本物の五万石藤
徳川家康公もまた当時の人たちも見ていたであろう
日本一の藤が今年も、花を咲かせています。
今月29日には「藤まつり」も行われます。
興味のある方は、是非本物を見に行ってみてはいかがでしょうか。
本当であれば、岡崎がなぜ藤なのか?なぜ葵なのか?など
お話したいところですが、それはまた次の機会にいたしましょう。