「今月は運がとても良いですねぇ♪」と占い師さんに言われたことはありますか?
占い好きでよく占ってもらっている方は当然聞いたことがあるセリフですよね。
例えば、金運が良いですね。と言われ実際に大金が入ってきたことはありますか?
もちろん毎月のお給料など定期的に入ってくるものは除外ですよ。
この場合なんらかの副収入的なもので100円や1000円程度ではなく、明らかに運が良いなと実感できるほどの金額ですよ。
実際に「金運がよい」といわれ近いうちに大金が入ってきた人はいると思います。
でも大半の人は入ってこなかったことでしょう。
これは占いがハズレたのでしょうか? 私はハズレたと言ってもいいと思います。
ですが、そもそも「運が良い」とはどういうことなのでしょう?
また占いが「当たる」とは「ハズレる」とはどういう事なのでしょう?
私は偏屈で天邪鬼であり、私の脳内に「タブー」という言葉は存在しません。
一般的には賭け事に占いを用いてはならないというルールがあるのですが、私は堂々とそれをします。
お金を儲けるためではありません。あくまでも占いの勉強のためです。実際にお金をかけてはいませんしね。
何かというと、私の友人に競艇が大好きで給料を全額投資してしまうほどのダメ人間がいるのですが
その友人が「金運(勝負運)が良いか?」占ってくれと依頼があったのです。
早速占い、その日金運(勝負運)が良いことを友人に伝えました。その日の結果、友人は大きく儲けることができたそうです。
数日後また同じ依頼がありました。その日もたまたま運が良かったのでそれを友人に伝えました。そうするとまた儲けることができたそうです。
私の占いは当たったのです・・・
それは当たったのでしょうか?
味をしめた友人が「一か月のうちの運が良い日をピックアップして教えてくれ」と言ってきました。
私は彼の勝負運がついている日を数日選び教えました。
すると結果として儲けが出た日(あたり)があれば、勝負運がついているにも関わらず損した日(ハズレ)も出てきました。
なぜでしょう?
答えは簡単です。
競艇の場合、1着を獲れる選手は、選手自身の実力(運も実力のうち)で1着を獲っているのです。
私の友人の勝負運で、選手の着順が変わっているわけではないのです。
私は逆に友人に依頼しました。
一か月分の勝負運を見る代わりに、日ごとの儲けと損失を教えてほしいと依頼しました。
すると私が勝負運がついているとした日、大きく儲けが出ていました。損したとしても大きな損にはなっていませんでした。
勝負運がついていないとした日、儲けがでても大きな儲けには繋がっていませんでした。また損した場合は大きな損に繋がっていました。
友人には何か月間か協力してもらいデータ化したところ出た結果は
「勝負運がついている」=「勝てる、儲かる」ではなく
「勝負運がついている」=「勝ち負けに関する良い判断ができる」のではないか?
という仮説が生まれてきました。
占いは非科学的なものであり立証はできません。
あくまでも『仮説』止まりなのでしょう。ただ私の中では仮説ではなく確証的に感じています。
これは勝負運だけではないですね。仕事運、恋愛運でも同じことだと思います。
恋愛運が良いから、彼との関係が進展するわけではないのです。
残念でした?いや残念ではないですね。それが何を意味しているのか
私は常々「占いは『あたる』『ハズレる』ものではなないですよ」と言っている意味が少しは分かってもらえたでしょうか。
それを理解したうえで占いを活用していきましょうね。