皆さんは『時間』というものをどのように認識していますか?
過去から未来へ流れているもの?
『過去』『現在』『未来』がそれぞれに存在していて
将来、タイムマシーンが完成すれば、それぞれの時代を自由に行き来できるもの?
実際に物理学では未来に行くことのできるタイムマシーンは理論上作ることができると言われていますよね。
矢張りそうですよね。少なくとも『現在』というものと『未来』というものがあると思いますよね。
占いだって、大抵は仕事なり恋愛なりの未来を見るものですからね。
ここで残念なお知らせです。
なぜ占いはハズレるのか?
それは『未来』という世界は存在しないからです。
もうひとつ言えば『過去』という世界もありません。
『未来』という世界が存在しないのに、それを見ようとするのが占いです。
ユニコーンが存在しないにも関わらず、それを捜索しようとするようなものなのです。
まぁ、私も占い師である以上、占いのネガティブなお話は控え『時間』のお話に戻しましょう。
まず『過去』がない?
否、ありますよね?
だって小学校に通っていた記憶がしっかりと脳内に残っている。
初恋の甘酸っぱい記憶だって思い出せる。
当時飼っていたペットの死にたいして号泣したことだって昨日のように思い出せる。
そうなんです。
それは『記憶』であり脳内のメモリーでしかないのです。
『過去』を脳が認識しているだけであり、実際に『過去』というもう一つの世界が存在しているわけではないのです。
人は現状が連続的に変化していく状況から時間というものを認識しているのです。
物理学上可能であると考えられるタイムマシーンとはどのようなものなのか?
皆さんもご存じのお話でいうのでしたら、新幹線の中にある時計と新幹線の外にある時計では誤差が生じるというもの
相対世理論であり多くの方がご存じだと思うのでザックリとお話します。
普通の新幹線でも時間の誤差が発生しますが、光の速さで進む新幹線があったとすればどうでしょう?
新幹線の外から見れば、新幹線の中では時間が止まって見える
要するに光速の新幹線に乗れば、外との時間の誤差が大きく発生し未来に行けるわけです。
ですがそれはあくまでも時間の誤差によるものであり、高速の新幹線に乗っていた人の時間ということです。
要するに時間というものがこの世界に存在しているわけではなく、それぞれの存在に依存した時間があるということです。
人間にも動物にも植物にも石ころにも、それぞれの時間が存在しています。
地球にも太陽にも宇宙空間にも、それぞれの時間が存在しています。
時間だけが存在する世界はなく、物質にのみ時間というものが依存し存在しているわけです。
その物質の連続的な変化を『時間』の経過として脳が認識しているわけです。
これも有名な話ですが、コーヒーにミルクを入れるとどうなりますか?
自然とコーヒーにミルクが解けて混ざり合っていくわけですね。
これを「エントロピーの増大」と言いますが・・・
もうこの辺りでお腹いっぱいかな?
「もっと知りたい」「もっと聞きたい」という奇特な方、youtubeなどで「時間はない」と検索してみてください。
私の説明よりも、もっと詳しく丁寧にわかりやすく解説してくれている動画が山のように出てきますからね。
私はなぜこのようなお話をしたのでしょう?
占い師として占いを完全否定するようなお話ですよね?
そうです。私は占い完全否定主義の占い師だからです。
でも私は今でも占い師をしています。
なぜなのでしょう?
次回はそんなお話をしてみましょうかね。