現代魔術入門III
有名なお話
ゲッターズ飯田さんが、長野の四柱神社を巡るロケ
四柱神社に向かう途中、飯田さんは突然スタッフにコンビニへ寄るように指示します。
コンビニに向かった飯田さんは、大量の歯磨き粉を購入しロケバスに帰ってきました。(狂ってますね)
飯田さん曰く「今日の午前中に歯磨き粉を買うように占いに出ているからです」(完全に逝かれてます)
現地に到着し、四柱神社を巡った後、とても美味しいと評判の蕎麦屋さんに立ち寄ります。
スタッフや番組の出演者さんたちは当然、評判の蕎麦を注文
飯田さんは・・・カレーライスを注文!!
飯田さん曰く「今日の昼食はカレーライスを食べるようにうr・・・」
彼の占いの的中率は約90%(自称)だそうです。
確かにそのくらい高くても不思議ではないでしょうね。
なぜなら彼は日本では超有名な占い師の一人だからです。
「あたり」と「はずれ」のくじを作り
飯田さんに本日運勢の良い人を占ってもらい、そのひとが実際に「あたり」くじを引き当てれるか?
という実験をした場合の的中率は50%
私も同じ条件で同様の実験をしてみました。
私の的中率は50%でした。
全く占いを勉強したことのない友人に
同じ条件で同様の実験をしてもらいました。
その的中率は50%でした。
そこで分かってくるのが残念ですが『占い』自体の的中率は
超有名占い師(ゲッターズ飯田さん)でも
小さな町のしがない占い師(聖司)でも
占いを知らない素人でも
的中率は全員同じ50%でした。
では、なぜ飯田さんの占いには人気があり
私の占いには人気がないのでしょう?
それはズバリ!!的中率の高さが違うからです。
私はアフォか?
誰でも的中率が50%だっていうのに、違いは的中率の高さ?
「あたり」か「はずれ」か?
「〇」か「×」か?
「白」か「黒」か?
という単純なくじ引き的な結果には占いは通用しません。
それを引き当てるのも運ではないのか?運が良ければ「あたり」を引き当てれるのではないか?
残念ながら実験通り、そのようなことはありません。
そもそも占いにおける『的中率』とは何なのでしょう?
くじ引きに悩んで占いに来るお客さんはいませんね。
少なくとも数十年占いを生業としてきて、そのようなお客さんが来られたことは一度もありません。
人生のお悩みは「あたり」「はずれ」のような単純なくじ引きではないですよね。
好きな彼の気持ちはどうなんだろう?
どのように告白したらよいだろうか?
二人の相性はどうなんだろう?
もしかうまくいったとしたら結婚までいけるのか?
その過程や結果には様々なモノが出てくることでしょう。
たとえば、好きな人に告白をした場合うまくいくのか?
日本でも屈指の占い師であるゲッターズ飯田さんに占ってもらった。
飯田さんいわく「うまくいきますよ」と言われけど
結果は上手くいきませんでした。
この場合、お客はどう思うのか?
「あの有名な占い師さんが言ったのだ、次こそはうまくいく」
「もしかしたら私の告白の仕方が悪かったのかもしれない」
「彼がどんな女性が好きなのか、ちょっと調べてみようかな」
もしか占い師が無名の小さな町のしがない占い師(聖司)だった場合
「やっぱりハズレたわ」
「まぁ、恋愛もまともにできないようなキモイ占い師だったし」
「占いの知識だってあるのかないのか、あんな〇占い師〇ねばイイのに」
要約するのであれば信じる事
その占い師を信じれば「前向きになれる」
その占い師を信じれば「行動力が出てくる」
その占い師を信じれば「諦めずに継続できる」
「諦めたらそこで試合終了です」あの人の明言ね
そこで何度も告白することにより成功を導き出すことが出来るかもしれません。
「これだけ自分を好きになってくれる人って素敵だな」と彼の気持ちも変わるかもしれません。
仕事が忙しくて恋愛どころじゃない時もあれば、少し落ち込んでていて人肌恋しい時だってあります。
これが通常50%の的中率をそれ以上にしている力なのです。
確かに飯田さんの技術も知識も、それを身に着けた努力もスゴイと言えます
が・・・今となっては、それよりも彼の目立つ衣装やメディアへの露出度自体が的中率を上げ
人気を保つ要素になっているわけです。
そして彼自身も自分の占い理論を信じています。
だから彼自身の人生もうまくいっているわけですね。
彼は超一流の占い師であるかもしれませんが、それと同時に超一流の現代魔術師でもあるわけです。
信じる者は救われる
信じる力は自分を活かします。
信じさせてしまえば、それは他人の力にもなるということです。
じゃ、占い師として有名になるべきなのか?と問われた場合
少なくとも私はそうは思いません。もちろん個人的な意見ですよウヒヒ
また次回、そんな話が出来たらよいですね。