霊視
「先生は霊視はできますか?」
「私の後ろの何か見えますか?」
「霊視の出来る先生はおれれますか?」
というのは、占いをしていてよくある質問のひとつですね。
とても失礼な返答になりますが
貴方自身『霊視』とはなにか?ご存知ですか?
もしか霊視がどのようなものかを知っていれば、たぶんそんな質問はなくなる・・・半減することでしょう。
あ、ここで大事なことをひとつ
『霊視』と言うものを否定するつもりはありません。
ここではあくまでも『霊視』の原理をお話しする内容となっておりますのでご理解ください。
実際に過去に放送されたテレビ番組で
霊視が出来るという霊能力者や占い師を数人集めおこなわれた検証番組がありました。
幽霊の目撃証言が多数報告されているアパートの一室に
霊視が出来るという方々に一人ずつ入ってもらい霊視を行ったところ
一人の霊能力者は「白髪の老婆が座っています」
二人目の占い師は「小学生ほどの女の子が部屋を走り回っています」
三人目の・・・
と、集められた霊能力者や占い師は、それぞれ違うことを言い出したのです。
もしかすると「私は霊視ができる」と嘘をつき売名行為でその番組に出ていた人もいるかもしれません。
ですが、その番組で出られた方々の名誉の為、全員が本当に霊視できる方々だったとして
この結果を医学的に検証してみると、これはとても正しい結果だと言えます。
ではまず、どのようにして『霊視』というもの行われているのかを説明いたしましょう。
眼球の可視光線というものは一般的に
下界(紫色) 波長:380~450nm 周波数:680~790THz エネルギー:2.95~3.10eV
上界(赤色) 波長:625~780nm 周波数:405~480THz エネルギー:1.65~2.00eV
と言われています。
地球における物質的なものはほぼ可視できますが
空気や二酸化炭素などの気体は可視できません。
地球外、とくに太陽光以外の光のもとでは、もしかすると物質であれ人間の目では確認できないものも存在するかもしれません。
人間の目は太陽光の波長や周波数やエネルギー帯に合うように進化したものだと考えられています。
要約するのであれば、波長や周波数やエネルギー帯から外れてしまうと、その物質は人間の目では認識できないということであり
宇宙を含め、我らが住んでいる地球内でも人間が可視できないものは多く存在しているという事です。
そして霊視で見る、霊体なども気体全般と同様であり
上記に示した可視範囲の波長、周波数、エネルギー帯以外の数値を持った存在だということです。
つまり『霊視』が出来るという事は、普通ではない異じょ・・・
失礼!!
一般の波長、周波数、エネルギー帯の数値を超えたとても優秀な目を持っている人と言えます。
では、なぜ検証番組のようなバラツキが発生するのでしょう?
波長で言うと一般的には下界380~上界780nmのものが見えるわけですが
霊視が出来るAさんの目は下界に特化しており、一般的な380nmではなく300nmまで見えるが、上界は一般的な780nmまで
霊視が出来るBさんの目は上界に特化しており、一般的な780nmではなく840nmまで見えるが、下界は一般的な380nmまで
また、下界380nmまで可視でき、そこから飛んで350~250nmまで可視できるなど
このように霊視できるという人でも、下界なのか上界なのか
また、その範囲がどの程度なのかで見えるものが全く違ってきているわけです。
さらにそれが波長だけでなく周波数帯にもエネルギー帯にも同じことが言えます。
波長も周波数もエネルギーも全てにおいて下界上界の数値を一般人よりも上回るなんて人がいれば最強かもしれませんね。
更に付け加えると、今回は眼球についてのお話だけであり、この他にもモノを見る時には視神経や脳の視覚野などの影響もあります。
なので『霊視』が出来ると言っても、見えている者はそれぞれ違いますし、見えていないものも多く存在しているという事になります。
そして最後に致命的な事を言うのであれば『霊視』は眼球や脳などの視覚的能力であり
『霊感』とは全く違うものだということです。
私は何十年と占いをしてきています。
いろんなお客さんといろんな占い師さんたたちと出会ってきました。
その中には「霊感がある」という人もいましたし「霊視が出来る」という人もいましたが
完全にインチキな人も多く見てきました。
その中でもわずかに「本物だ」と思える人もいますが
全ての霊が見えて、霊と会話したり霊感があるという占い師さんや霊能力者さんには・・・
今までひとりも出会ったことがありません。
霊視をご希望の方は
霊視というものがどのようなものなのかよく理解し
たとえ本当に霊視が出来る占い師だったとしても、とても不安定な能力であることを理解したうえで
霊視を受けましょう。