2019年10月18日(金)

神無月

今月は神無月ですね。

各地におられる八百万の神々が、来年1年の事を決める為

出雲大社に集まる月と言われていますね。

なので神無月であり、出雲大社周辺では10月を神在月とよんでいます。

 

では、出雲大社以外、10月は各地の神社に参拝に行っても

そこには神様がおられないという事でしょうか?

 

早速、私の地元の氏神様に訪ねて本殿を覗いてみました。

 

なんと!!居られました!!

いつもと同じように

結構いい加減な格好で、こちらを見返しております。

 

そこで伊勢神宮の宮司さんを代々務めている由緒正しきお家の方に聞いてみると

どうやら、これは語源俗解であるそうです。

これは中世、出雲大社の御師が全国に広めたもの

御師とは、その神社に所属し、観光や参拝にくる人たちのもてなしや案内、宿屋の手配などをして

生計を立てている人たちであり、いわばツアーコンダクターであり

その人たちが広めた、なんの根拠もない出雲大社にもっとみんな遊びに来てね。というアピール大作戦なんだそうです。

恵方巻や三隣亡と同じですねw

 

現に古事記や日本書紀などを調べても、神有月などの言葉や表現は一切記載されていません。

なので、皆さん10月でも安心して、各地の神社に行きましょうね♪

 

では、なぜ『神無月』なのか?

それは「無」(な)は「の」にあたる恋愛女子・・・(あ、失礼;

連体助詞となります。

つまり6月は「水無月」と言いますよね。

これも同じであり「水の月」ということであり、梅雨の時期であることを意味しています。

ということは10月は「神の月」ということですね。

 

では、なぜ10月は『神無月』であり『神』の月なのか?

諸説ありますが、私は神嘗祭のある月だからという説を信じています。

それは・・・

『酒』という漢字のヘンは「サンズイ」ではなく「トリヘン」であること

酉は神そのものであること

神嘗祭(かんなめさい)が10月17日であること

それは、年の初めのご節句である人日の節句より10月10日であること

人が生まれるのが10月10日であること

酒が出来上がるのが10月10日であること

そして、創造の神がこの世界に最後に生み出したのが人間であり

それは神の姿に似せて作ったものであること

また、天岩戸から天照大神を誘い出すための歌が数え歌であり

「ひ」「ふ」「み」・・・「ここのつ」の次に「とお」であがり♬

その歌の終わりに天照大神が岩戸から出てきたとか・・・

 

なので昔は『神無月』は『醸し』月であり

それは酒造りであり醸造の月であるとも言われていました。

 

なんか、そんな話をしていると、日本酒が飲みたくなってきますねウヒヒw

 

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