6月8日を前に
今年も6月8日という日が来ますね。
先日、川崎通り魔殺人事件があり
さらにその数日後、元農水事務次官が息子を殺すという事件もありましたね。
この事件は、川崎通り魔殺人事件と密接に関係していると言えるかもしれません。
そして、明日 6月8日は大きな連続殺人事件が起きた日
ひとつは宅間守による附属池田小事件
もうひとつは加藤智大による秋葉原通り魔事件
また、日にちは違いますが、神戸連続児童殺傷事件の当時14歳の少年
数年前に元少年Aとして当時の事件の手記を書き出版
「被害者意識に欠けている」とか「犯罪を犯した人間がその犯罪で商売をするな」など
批判が集中したのも、まだまだ記憶に新しいところかもしれませんね。
過去の連続殺人犯と、今回の川崎の事件を起こした岩崎隆一、そして元農水事務次官の息子も
共通してい言えることがあります。
それは『孤独』というところです。
一部のネット掲示板やオンラインゲームなどには繋がっていても
世間からも家族からも見捨てられ、孤独に生きている人たちです。
誰からも声をかけられず手を差し伸べられることもなく
いくら叫んでも、その叫び声すら誰にも届かない孤独な世界の住人です。
「死にたいのに死にきれない
だから人殺しをして死刑になる
死にたいなら、人に迷惑をかけずに自殺しろ!!」
犯人に対してこのように言う人が、今回もいましたが
彼らを生み出したのは、誰でもない世間であり私達です。
手を差し伸べなかった私達です。
彼らの悲痛な叫びに耳を傾けなかった私達です。
彼らはきっと気づいてほしかっただけなのです。
その反動が、大きな殺意に変わっていくのです。
日常茶飯事のように起きている殺人事件ではなく
インパクトを残すために罪もない子供を、何人も殺す。
そこに自分の幼少期の黒歴史もリンクさせ
自分が味わうことができなかった、愛情に満ちた幸せそうな子供を狙う。
元少年Aが書いた手記も、もしかすると現在また当時のような孤独を感じているのかもしれません。
その孤独の叫びとしてあの手記を出版したとしたら
また、彼は近い未来同じ犯罪を犯すかもしれませんね。
明日、6月8日を前にして、自分の子供や家族と向き合いましょう。
見て見ぬふりをしていませんか?
無視しや放置はしていませんか?
あなたに何かを訴えかけている人はいませんか?
悲劇的な事件を繰り返さないように、改めて周りを見てみましょう。
マザーテレサは言いました。
愛することの逆は怒りや憎しみではなく、無関心なのだと