2016年08月10日(水)
ジンクス・オブ・ブラックイール
連日の暑さもさることながら
リオオリンピックも連日アツい戦いが繰り広げられていますね。
今回の日本はメダルラッシュという言葉がふさわしいほど快進撃をつづけていますね。
ラグビーの五郎丸選手で有名になった『ルーティン』というものも、いろんな選手がいろんな方法で行っていますね。
先日、銅メダルを獲得した柔道の海老沼選手は、試合前に全身至る所をバンバン平手うちしていましたね。
気合を入れる!!という意味もありますが、これもルーティンのひとつですね。
試合だけに集中せず、試合の前の精神統一や各選手のルーティンを観察してみるのも面白いものですよ。
日頃から何かの試合や勝負事に関わる人ならば、学べるところがいくつもあると思いますからね。
試合や勝負事に多く関わらない人でも、実は日頃からルーティンを使っているんですよ。
それが風習や雑記をよばれるものです。
お正月には御餅を食べて、お屠蘇を飲みますよね。
節分には豆まきをするし、恵方巻きを食べますよね。
土用の丑の日にはうなぎを食べますよね。
ほかにも、年中行事等で行うことや食べるものすべてルーティンです。
これを行えば家内安全
これを食べれば一年間無病息災
そんなことはありません!!
それはただの思い込みです!!
昔々、肉や魚の食事が少なく、野菜中心の食生活をしていた時代
土用の丑の日にうなぎを食べるというのは効果があったそうですが
飽食の時代である現代では、日頃から過剰に栄養を摂取しているため、改めてうなぎを食べたところで別段栄養補給にはならないそうです。
ただ、病は気からという言葉があります。
またプラシーボ効果というものも医学的治療以上に効果を発揮する場合があります。
医学的や物理的理論に基づいていなくとも、思い込むことで絶大な力が発揮されます。
実はこれこそが儀式魔術の根元なのです。
神や仏を奉る行為もこれに似ていますね。
確かに効果はないかもしれないけど、うなぎって美味しいし大好物だし、なんだか栄養がついた気がするし
というのであれば、それを信じ抜きましょうね。
そこには何らかの力が発生しますからね。