2016年07月23日(土)

魔術・理論と実践

「占いを生業としております」というと、よくこういう質問をされます。

 

「先生は、なぜ占い師になろうと思ったのですか?」

 

私の子供の頃は、ファミコンの初代ドラクエが大人気でした。

運動も勉強もできなかった私はファミコンに夢中でした。

そしてドラクエの中に出てくる魔法がお気に入りでした。

 

子供ながらに「僕も魔法が使えたらイイのにな」なんてどう仕様もないことを考える子でした。

私の周りではその当時、たまたまなのかドラクエの影響なのかファミコンとは別に、UFOや黒魔術や呪いなどの本が流行っていました。

これらの本はファミコンとは比べられないくらい、一時的なブームで過ぎ去っていったのですが、私にとってはまさに最高の教科書のようなものでした。

 

中学、高校と進むと当時流行っていた子供だましな本ではなく、どんどん本格的な魔術書を求めるようになっていきました。

とても高価な本でしたが、勉強嫌いな我が子が本を欲しがっているということに感動した母親が、何冊か買ってくれたものです。

そして、そのなかにたまたま魔術儀式用のタロットに関する記述を発見!!

 

「魔法も面白いけど、タロットや占いも面白そうだなぁ」とそこからは実際にタロットを購入し、魔術よりもタロットの道に進んでいくわけです。

いゃぁ、人生はわからない物ですね。

そこでタロットに興味をしめさなかったら、私はアレイスター・クロウリー先生のような大罪人になっていたのかもしれませんからね。

 

今では一応プロとして占いをしておりますが、魔術への興味が完全に途絶えたわけではありませんでした。

占いをし、お客様と向き合っていくと、魔術の理論が頭を横切る事があります。

 

「魔術の理論を知っていれば、この様にはならなかったのにな・・・」と心のなかで思うこともしばしば

 

もしかすると、これはカール・G・ユング先生と同じ心境なのかもしれません。

彼は心理学者でありながら錬金術の達人でもあったからです。

心理学の世界から引退したのち彼が著した錬金術書『結合の神秘』は傑作中の傑作といえる本でした。

 

もしか、悩んでいる人の為になるのなら、魔術の理論をここのページを借りて書いてみるのもよいのかもしれませんね。

今回は前置きがながくなりましたので、この辺りにしておきましょう。

つづきはまた後日♪

この記事を読む

ARCHIVES

LATEST POST

CATEGORY