2016年06月29日(水)
大祓い
二十四節季とは違い、民間の風習の中から生まれた『雑季』というものがあります。
その中でも重要なものに『大祓い』というものがあります。
五節句の御祭り(お祓い)とは別で、年末に行われる『年越しの祓い』と今回紹介する『夏越しの祓い』です。
この二つのお祓いを総じて『大祓い』と言います。
夏越しの祓いは、文字通り夏を越すためのお祓いであり、6月末日に各神社で執り行われます。
普段は無人の神社でも神主さんが来てお祓いをしてくれたり、麻で作られた輪を潜ることによりお祓いを行ったり、各神社それぞれのお祓いが行われます。
基本的には氏神様の神社(町内の神社など)で受けるものです。気になる方は回覧板などでチェックしてみてください。
また『夏越し』という名称が一般的ですが、各地で名称が違ったりしますので、そこも注意ですね。
特にサービス業、医師、看護師、介護士、マッサージ師、カウンセラー、占い師、などの業種の方は是非におススメです。
例えば、お友達に悩みがありその相談にのったとき、自分はとくに的確なアドバイスを言ったわけじゃないのに
「なんだか、あなたに悩み話したらスッキリしちゃったわ」
「聞いてくれてありがとう」
なんて言われたことありませんか?
それは、あなたが友人から悩みを聞かせて『もらった』からであり
悩みを抱えていた友人はあなたに悩みを聞かせて『あげた』からなのです。
ここで『もらう』と『あげる』という言葉あるように、聞かせてもらった方にいろんなものが付いて(憑いて)きます。
カウンセラーや占い師もそうですが、痛みを取って『もらう』ような看護師さんやマッサージ師さんも同様ですね。
普段のお仕事の中から、ストレスや目に見えないものをいろいろ頂いていますので、この夏越しの祓いで半年分の災いを祓っていきましょう。