2022年12月18日(日)

現代魔術入門II

さぁ、今回は現代魔術とも言えるジンクスの作り方をご紹介いたしましょう。

既にスポーツなどの勝負ごとにおいて『ルーティン』を学んでいる方は
とくにこの記事は読む必要がないと思いますので、いろんな場面でどんどん活用していきましょうね。

ジンクスやルーティンにはいろんな習得方法があります。
達成目標ごとに、どのようなジンクスやルーティンが適切なのか?
場面によっていろいろあると思いますが

まずは私のやり方を紹介いたします。

人は答えを求める動物です。
目の前になぞなぞクイズがあると自然と解こうとしてしまいます。
洞窟があるとその中を覗いてみたくなります。
高い山に登りたくなるのも、深い海底を覗きたくなるのも、宇宙の果てを望遠鏡で見たくなるのも
それは人間の性質上極自然な行動なのです。

人はいつもやっている行動にくい違いがあると、リズムを崩してしまうものです。
ひとつの例でいいますと、人には『利き足』というものがあります。
歩き出す瞬間、無意識に利き足から歩きだしています。
靴を履く時も、無意識とはいえ基本的には利き足から靴を履いているものです。

そんな人が利き足ではない左足から靴を履こうとすると
何か履きづらい、そこで何か気持ちが悪いと感じる人もいるかもしれませんね。
するとその後のリズムが狂ってきます。いや狂ってきている気がするのです。
その後いつも通り会社に出勤したはずなのに、なぜかやたらと赤信号に引っかかる
いつもならこの辺りの信号は青信号で快適に運転できてたはずなのに?

すると「何故だろう」と脳は勝手に答えを求め始めます。
そして思いつくのです。

嗚呼、今朝家を出る時に左足から靴を履いてつまずきそうになったな
あの瞬間から今日は何かがおかしいと思ってたんだよな

まったくそんな根拠なんてありません。
人は単純に答えが欲しいのです。だから考えるのです。
そして過去の記憶を思い起こし勝手な思い込みにより、それを『答え』と位置付ける
すると、それでどこかスッキリした気分になるのです。

これがジンクスというものであり、ジンクスが生まれるプロセスですね。
まぁ、この例は悪いパターンのジンクスですがね(汗

これが悪いパターンであるのならば、これを逆に使えば良いのです。
「赤信号に引っかかる」という悪い結果ではなく
例えば「仕事がうまくできた」という良い結果から記憶を辿っていくのです。

今日は仕事がうまくできた!!
そういえば、今日は朝から大好物のハンバーグを食べたな
今日のハンバーグは超絶美味かったし、あれから気分がイイんだよな
気分がイイから何をするにもリズムもイイし、結果仕事も上手くいったんだよな!!

はい、これでジンクスの完成です。

大事な仕事を控えている日は朝からハンバーグを食べると良い結果になる。

かつ丼を食べたから勝負に勝てた
神社に5円玉を入れたからご縁ができた
そういう事なんです。

このジンクスやルーティンを何度も繰り返すこと
またジンクスやルーティンを更に複雑化させることにより成功率を高めることができます。

ですから魔術師は、ひとつ作業ではなく
稀少はモノを備えたり、難しい呪文を朗読したり、困難な条件のもと儀式魔術を行うのです。

ですから例えば・・・

朝からハンバーグを食べる
靴は絶対に右足から履く
「行ってきます」と普段より大きい声で言う
家を出たら、まず大きく深呼吸をする
鞄は左手に持つ

こんな感じね

さぁ、貴方も今日から魔術師です。
やり方も作り方も求める結果も自由です。
早速、自分だけの魔術(ジンクス)を作ってみましょう。

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