人智を知る
私は常に人生とは何なのか?占いとは何なのか?ほかにも常に色んな疑問を抱きながら生きています。
ただ、疑問は抱いていますが悩んでいるわけではありません。感じ考えているわけです。
そしてその都度、答えが出てきますが、それをさらに考えていくわけです。
それが私の中の哲学なのでしょう。
自分の哲学がしっかりと確立されてこれば悩まなくなります。
その哲学に基づき考えれば、自分の中から答えが出てくるからです。
ですから私は自分を占わないし、占って欲しいと思ったことは一度もありません。
もちろん私は占いが好きですがね。
そこで大事になってくることが「人智を知る」ということだと思っています。
いくら考えても、いくら答えを出しても、いくら努力しても、いくら行動しても
人は人の領域を超えていくことはないということ。
簡単に言ってしまえば、「私達は人間でありそれ以下でもそれ以上でもない」ということ
華佗だからと言ってどんな病気でも治せるわけではありません。
ノストラダムスだからとって全ての未来が予言できるわけではありません。
細木さんも飯田さんも占いの的中率は50%です。
要するにみんな普通の人間です。
技術があるのか、知識があるのか、知恵があるのか、経験があるのか、その程度の違いです。
では華佗ではなく、医学そのものならばどんな病気でも治せますか?
治せませんね。解明されていないものはまだまだありますし
間違った知識(間違っているのに気づいていない)だって多く存在しています。
すべてにおいて完璧で超絶なものはありません。
なぜならそれを生み出している人間自体が完璧なものではないからです。
人間を超える存在がいれば、別かもしれませんね。
その存在から色んな知識や知恵を授けてもらえば良いわけですからね。
でも、私はいままで数十年生きてきて、一度も神や仏や天使や悪魔などという存在に出会ったとことがありません。
あいや、それすら人間の産物であり、その存在ですら人智を超えていないのでしょう。
常に何に対しても疑問を持つこと、感じる事、考える事は大事な事ですが
そこに人間であり、自分である領域を認識しておくことはとても重要な事だと思います。
枠組みが無ければ答えは出ません。それは学問というものを見ればわかりますよね。
自分という領域であり、それは学問というルールで枠組み、それこそが哲学になるのかもしれません。
閉じこもるのではなく、自分を見つめ深く知りましょう。
すべての答えは外ではなく自分の内にのみ存在しています。
なぜなら答えのもとになる疑問は自分の中から発生するものだからです。