2017年01月29日(日)

本当に大事なもの

先日も書きましたが、メディアはメディア批判している

あの大統領の話題で持ちきりですね。

 

もしかすると、こうなるのも彼が考えていたことであり

踊らされているのはメディアのほうかもしれませんね。

 

自国第一主義を掲げ、世界一の強さと影響力のある国が

本音を言い始めました。

残念ながら、地球は今危機的な食糧不足に加え水不足に直面しています。

全人類に満足な食事を供給することが不可能になっています。

 

 

じゃ、全員が救えないのなら、あなたは誰を救うの?

それなら家族であり、近親者であり

それが一国を治める主であるなら、自国であり自国民を救うとなるのでしょう。

 

そう考えると、彼の考えは間違いではないのかもしれませんね。

ただ、正解でもない気がしますがね。

 

 

本当に大事なものって何なのでしょうね?

あの大統領の国のコメディアンにジョージ・カーリンという人がいます。

彼は有名な毒舌家なのですが、いま彼の残した言葉が世界的に注目されています。

 

 

===以下訳文===

 

ビルは空高くなったが

人の気は短くなり

 

高速道路は広くなったが

視野は狭くなり

 

お金を使ってはいるが

得るものは少なく

 

たくさん物を買ってはいるが

楽しみは少なくなっている

 

家は大きくなったが

家庭は小さくなり

 

より便利になったが

時間は前よりもない

 

たくさんの学位を持ってもセンスはなく

知識は増えたが決断することは少ない

 

専門家は大勢いるが

問題は増えている

 

薬も増えたが

健康状態は悪くなっている

 

飲みすぎ吸いすぎ浪費し

笑うことは少なく

猛スピードで運転し

すぐ怒り

夜更かしをしすぎて

起きた時には疲れすぎている

 

持ち物は増えているが

自分の価値は下がっている

 

喋りすぎるが

愛することは稀であるどころか

憎むことが多すぎる

 

生計のたて方は学んだが

人生を学んではいない

 

長生きするようになったが

長らく今を生きていない

 

月まで行き来できるのに

近所同士の争いは絶えない

 

世界は支配したが

内世界はどうなのか?

 

前より大きい規模のことはなしえたが

より良いことはなしえていない

 

空気を浄化し

魂を汚し

原子核を分裂させられるが

偏見は取り去ることができない

 

急ぐことは学んだが

待つことは覚えず

 

計画は増えたが

成し遂げられていない

 

たくさん書いているが

学びはせず

情報を手に入れ

多くのコンピューターを用意しているのに

コミュニケーションはどんどん減っている

 

ファーストフードで消化は悪く

体は大きいが

人格は小さく

利益に没頭し

人間関係は軽薄になっている

 

世界平和の時代と言われるのに

家族の争いはたえず

 

レジャーは増えても

楽しみは少なく

たくさんの食べ物に恵まれても

栄養は少ない

 

夫婦で稼いでも

離婚は増え

家は良くなったが

家庭は崩れている

 

忘れないでほしい

すぐそばにいる人を抱きしめることを

あなたが与えることができるこの唯一の宝物には

1円たりともかからない

 

忘れないでほしい

あなたのパートナーや愛する者に

心を込めて「愛している」と言うことを

 

あなたの心からのキスと抱擁は

傷を癒してくれるだろう

 

忘れないでほしい

もう逢えないかもしれない人の手を握り

その時間を慈しむことを

 

愛し

話し

あなたの心の中にある

かけがえのない想いを

分かち合おう

 

人生はどれだけ呼吸をし続けるかで

決まるものではない

どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ

 

 

ジョージ・カーリン

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