2016年08月20日(土)
ツキを呼ぶ
「ツキを呼ぶ」という言葉がありますよね。
これもジンクスやルーティンの一種ですね。
「〇〇さぁーん!!」と呼ぶと、呼ばれた〇〇さんが振り向きますよね。
また離れていれば振り返って、こちらに近づいてきてくれるかもしれません。
実はこれはツキも一緒なのです。
有名な話で、松下電器の入社面接のお話があります。
松下電器の社長の松下幸之助さんは、面接時いち面接官として立ち会うそうです。
そこで必ずする質問があります。
「貴方は今までの人生を振り返り『ツイている』と思いますか?」
「ツイていました」と答えれば合格
「ツイていませんでした」と答えれば不合格です。
松下幸之助さんは勉強や技能の大事さも知っていますが、運の大事さも知っている人です。
長い会社経営のなかでは、世間の経済的な理由から業績が不安定になることもあったでしょう。
そこでいくら優れた技術や知識を持っていても、どうにもならないという状況に直面したこともあったでしょう。
運がすべてとは言いませんが、そこでなんらかの幸運に助けられたこともあったでしょう。
ですから、彼は運を大事にする人を採用したいと考えているのです。
その結果現在では、日本を代表する一大電気メーカーになっているわけですね。
例えばギャンブルでも「ツイている」と思い勝負するのと「ツイていない」と思い勝負するのでは、明らかに勝率が違ってくるそうです。
ギャンブルをするときに「ツイていない」「負けるかも」と思ってする人はいないかもしれませんね。
パチンコなどでも儲かった時のイメージや快感が忘れられないからパチンコに行くのです。
じゃ、パチンコで負ける人はいないのではないか?
そうではありませんね。
潰れてしまったパチンコ屋さんはいっぱいありますが、パチンコ業界としては黒字の業界です。
パチンコをする人の精神状態を、もう少しだけ細かく分析してみると
「ツイている」「今日は勝てる」という思いはありますが、それを上回る「ツイていない?」「負けるのではないか?」という気持ちも心の中にあるのです。
これでは矢張り勝てませんね。
パチンコにも仕事と同様、知識や技術が必要でしょう。
しかし、どこまで投資するのか?、どこで引くべきか?、台を替わるべきか?などの精神的に勝負をしないといけない面は多々あります。
そこで精神面で負けていたら、当然正しい判断はできないことでしょう。
ジンクスやルーティンの中には、「ツイている」を強め「ツイていない」を弱める効果もあるのです。
オリンピックもあったことですし、何回かに分けてジンクスやルーティンのお話をしてきましたが
うまく使えば、仕事にも恋愛にも、ギャンブルや勝負事にも、いろんな面で使えるものですから、これを切っ掛けに自分なりのラッキーなジンクスやルーティンを作ってみましょうね。
じゃんけんをする時に、両手を合わせひねって、それを覗き込む
そんなヤツですよ。
私はそれをして、じゃんけんに負けたことはありません!!ウヒヒw
聖司