今年は何が起きる？
『SEIMEI』という曲が今大人気だそうですね。
ご存知のかたも多いと思いますが、羽生結弦君のフリープログラムで使われた曲ですね。
羽生ファンは勿論のこと、そうじゃない人も曲の美しさ神秘さに惹かれ
CDを購入された人も多いようですね。
この曲は安倍晴明をイメージした曲なのですが
この安倍晴明という方はどんな人物だったのでしょうね？
現在はゲームや小説などで語られることが多い人物で
妖怪から平安京を守る殿上人であり、妖怪退治のエキスパート
それでいて容姿端麗の美青年というヒーロー像が思い浮かぶところでしょうか。
平安時代は、とても多くの書物や物語が書かれた時代ですね。
そして極度の格差社会でもありました。
現在の日本の人口は約1億1700万人ですが
当時の人口は約500万人程度だったと言われています。
その中でも殿上人と呼ばれる人たちは150人
さらに文字が書けた人は100人前後だったと言われています。
殿上人以外の人間は、人間とみなされず
酷い仕打ちを受けている世界でした。
皆さん、桃太郎というお話をご存知でしょうか？
そのなかで少し疑問に思ったことはありませんか？
鬼たちは鬼ヶ島という離島で暮らしていたところ
猿や犬やキジなど徒党を組んだ桃太郎が鬼を大虐殺するお話ですね。
そこには鬼の悪事が描かれていないのです。
鬼の中でも有名人がいます。
酒呑童子という酒好きの鬼ですね。
当時は比叡山でひっそりと暮らしていました。
そこに最澄という坊主が現れ、山を占拠し鬼を追い払います。
寝るところもなく、食べるものもなくした酒呑童子は
村に助けを求めますが、その容姿から恐れられ疎まれます。
それを見据えた殿上人が酒呑童子討伐に乗り出します。
腕利きの武将を数名派遣し、とうとう酒呑童子の首級をあげます。
酒呑童子は首を切られる直前に、こう叫んだそうです。
「鬼に横道なきものを・・・」
横道（おうどう）とは邪なものがない、という意味ですね。
桃太郎伝説、酒呑童子伝説を調べてみると、全国いろんなところに残っています。
これはその当時の殿上人が、それ以外の人を人間とみなさず
各地で虐殺や討伐を繰り返していた証といえるのではないでしょうか。
殿上人の中にいた文字を書けた人たちが、公に口にできないものを
童謡として物語として残したものが、桃太郎伝説をはじめとするいくつもの物語
河童伝説でも河童はキュウリが好き、ではなくそれしか食べ物がなかった民衆だったのかもしれません。
ですから安倍晴明というのは、現代に残るイメージとは違い
人を人と見なさず虐殺を繰り返す奸雄だったのかもしれません。（諸説有り）
そして、現在はどうでしょう。
『SEIMEI』が流行り始めました。
平安時代には及びませんが、現代は格差社会化が進行しています。
それを作り出したのがアベノミクス
安倍晴明ではなく安倍晋三総理
何がが流行る時というのは、どういう時でしたっけ？
今年は戊犬の九紫という年回りでもありますね。
さぁ、世間では今一体何が起き始めようとしているのでしょう？
楽しみですね♪
