2026年08月25日(火)

「やりたくない事」をしなくていい世界で、私たちはどう生きるか?――時代の転換期に立ち止まる

こんにちは!占い師の聖司です。

最近、ニュースや街中でSDGsに含まれている「多様性」という言葉を耳にすることが増えましたね。一方で世界に目を向けると、過度な規範への反発からSDGs(多様性)の潮流を見直す国々も増えており、価値観の大きな過渡期を迎えているのを感じます。

教育の現場でも「個性の尊重」や「多様性」が大切にされ、「やりたくない事はやらなくていい」という考え方が広がりつつあります。確かに、無理をして自分を押し殺す必要がない社会は、一見すると優しく素晴らしいものに思えます。

しかし、ふと思うのです。

「嫌なことを一切避けて育った私たちが、そのまま社会に出た時、本当に幸せになれるのだろうか?」と。

実は、この問いに拍車をかけるような時代の変化が、すぐ目の前まで来ています。 今年から来年にかけて、物理的な身体を持って家事や仕事をこなす「フィジカルAI(パーソナルロボット)」の家庭への普及が本格的に始まると言われています。

炊事や掃除、洗濯、さらには雑務まで——「やりたくない作業」をAIやロボットが代わりに引き受けてくれる時代です。

便利で快適な世界です。しかし、この流れをほんの少し極端に見つめてみると、一つの危惧が浮かび上がってきます。

苦痛や摩擦、嫌なことをすべてテクノロジーで排除した先にあるのは、もしかすると自分の意志を持たない「無秩序と空洞化」の世界なのではないでしょうか。

人は本来、思い通りにいかない現実にぶつかり、間違いを犯し、時には血反吐を吐くような葛灯(かっとう)を経験しながら、他者を理解し、自分の足で立ち、前進していく生き物です。

失敗や摩擦を経験するからこそ、傷ついた人の痛みがわかり、乗り越えた時に本当の強さと「自分だけの答え」を手に入れることができます。

もし、すべての不快や苦労を避けられるようになった時、私たちは「人間として大切な何か」まで手放してしまうのではないでしょうか。

効率や便利さを追求するAIやテクノロジーには、「どう生きたいか」「何が本当の豊かさなのか」という「心の問い」に答えることはできません。

「これでいいのだろうか?」 「このままでよいのだろうか?」

時代の大きな転換期に立っている今、答えはすぐに出ないかもしれません。 それでも、流されるままに進むのではなく、一度立ち止まって「問い続けること」そのものが、私たちが人間としての尊厳や輝きを保つための、唯一の手綱なのだと感じています。

占いは、未来を一方的に言い当てるためのものではなく、「自分がどう生きたいか」を問い直すための鏡です。

テクノロジーがどれほど進化しても、あなたの人生を選び、壁を乗り越え、意味を与えていくのは、他の誰でもない「あなた自身」です。

目まぐるしく変わる世界の中で、ふと足を止めたくなった時は、いつでもあなたの「問い」を聴かせてくださいね

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