抜くチカラ
先日、亀田京之介選手の試合がありましたね。
判定勝ちを納めたものKO勝利とはなりませんでした。
彼が試合後リングで言った言葉
「力みすぎた。これでは上には登れない。」というものでした。
彼も含め亀田一族は何かと悪い話題が尽きないのですが
純粋にボクシングは好きなのでしょうね。そして強いか弱いかは別としてセンスは悪くない。
とくに力みすぎている自分を試合後すぐに理解できている部分は、なかなかのものだと思います。
あなたも日頃から力みすぎてはいませんか？
仕事でも恋愛でも、無暗に力と気合で乗り切ろうとしていませんか？
初めて行う事に関しては、緊張と適度な力みが成功の切っ掛けになるそうです。
ですが、日ごろやり慣れたことに関しては、肩の力を抜くことが成功に繋がるそうです。
カラオケで高音域を歌おうとした場合もおなじですね。
気合を入れて、息を思いっきり吸うと、力んでしまいます。
喉に力が入ると、気道は狭くなり、普段よりも高い声がでなくなります。
それどころか喉に負担をかけて、声帯を痛めてしまう可能性もあります。
力を入れると、神経伝達が過敏になります。
注射を打つときに腕に力を入れると、針を刺すときの痛みが強くなります。
寒い時でもそうですね。
寒さに耐えるように力むと、寒さを強く感じます。
寒さを受け入れるように、全身の力を抜いてみると寒いけれど、それほどでもないように思えてきますよ。
「柔よく剛を制す」
というやつですね。
もちろん日頃の生活で力が必要な時はあります。
でも時には力を抜いてみてはいかがでしょうか？