2026年10月30日(金)

【後編】おうちで楽しむハロウィン。伝統料理「コルキャノン」「ソウルケーキ」とリンゴの開運マジック

こんにちは!占い師の聖司です。

前回の記事では、ハロウィン発祥の地(ケルト文化圏)における「秋の節目」としての意味合いや、伝統のフルーツケーキ「バームブレック」を使った運試しについてお話ししました。

今回はその続きとして、ご家庭の食卓で簡単に作れる伝統料理と、古代の神話に由来するハロウィンの開運ゲームをご紹介します。

外の騒がしさから離れ、温かいお料理とちょっとしたお遊びで、おうち時間を実り豊かに彩ってみませんか?

1. 黄金色のバターが導く「コルキャノン(Colcannon)」

まず最初にご紹介するのは、アイルランドのハロウィンになくてはならない家庭料理「コルキャノン」です。

これは、茹でてつぶしたジャガイモに、ケールやキャベツ、たっぷりの牛乳とバターを混ぜ合わせた、素朴で温かいマッシュポテトです。真ん中にくぼみを作り、そこに溶かしバターを黄金の池のように溜めて、絡めながらいただきます。

占いと開運のポイント

  • 収穫への感謝とグラウンディング: 大地の恵みである大根やジャガイモなどの「根菜」は、スピリチュアル的にも気持ちを落ち着かせ、運気の土台を固める(グラウンディング)力があります。

  • 食卓での運試し: アイルランドの家庭では、バームブレックだけでなく、このコルキャノンの中にもコインや指輪を仕込んで「引き当てた人の運勢」を占う風習がありました。

普段のおかずとしても非常に美味しく、普段のメニューに少し手を加えるだけで「ハロウィンの特別な一皿」になります。

2. 人との絆と徳を積む「ソウルケーキ(Soul Cakes)」

次にご紹介するのが、ほんのりスパイスが香る丸い焼き菓子「ソウルケーキ」です。

生地にはオールスパイスやシナモン、レーズンなどが練り込まれており、表面にはキリスト教の十字架を思わせる切れ込みや模様が施されています。

「Trick or Treat」の原点

かつてハロウィンの夜には、子どもたちや貧しい人々が家々を訪ね、「死者の魂(Soul)のために祈りを捧げる代わりに、このソウルケーキをいただく」という「ソウリング(Souling)」という行事が行われていました。これが現代の「Trick or Treat(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ)」の直接のルーツです。

占いと開運のポイント

  • 分かち合いと陰徳: お菓子を振る舞い、見えない魂や誰かの幸せのために祈りを捧げるという行為は、巡り巡って自分自身の運気を引き上げる「陰徳(いんとく)」を積むことにつながります。ご家族や大切な人と焼き立てを分け合って食べるのにぴったりのお菓子です。

3. 神聖な果実で愛と知恵を引き寄せる「アップル・ボビング(Apple Bobbing)」

最後は、ハロウィンを代表する伝統的なゲーム「アップル・ボビング」です。

水を入れた大きめのたらいにリンゴを浮かべ、手を使わずに口だけでくわえ取るというもの。大人も子どもも盛り上がる定番の遊びですが、実はケルト神話に深く結びついた儀式でもありました。

なぜ「リンゴ」なのか?

古代ケルトにおいて、リンゴは「知恵」「永遠の命」そして「異界(常世の国)からの贈り物」を象徴する大変神聖な果実でした。

占いと開運のポイント

  • 良縁を占う恋占い: くわえ取ったリンゴの皮を繋がったまま長く剥き、それを自分の後ろへ投げ落としたときの形が「未来の結婚相手のイニシャルになる」といった恋占いが古くから行われていました。

  • 知恵と直感を磨く: 現代のご家庭では、洗面器やボウルにリンゴを浮かべて遊ぶのはもちろん、リンゴを使ったアップルパイや焼きリンゴをいただくことでも、その瑞々しい実りのエネルギー(知恵や直感力)を取り入れることができます。

おわりに

今回ご紹介した「コルキャノン」「ソウルケーキ」「アップル・ボビング」。 どれも派手なイベントではありませんが、そこには「大地の恵みに感謝し、先人や他者を思いやり、家族で笑顔を分かち合う」という、古くから大切にされてきた温かな祈りが込められています。

時代の移り変わりとともに、ハロウィンの過ごし方も変化しています。 今年のハロウィンは、ぜひご自宅の食卓で、美味しいお料理や伝統のゲームを通じて、静かで豊かな「秋の節目」をお過ごしくださいね。

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