2024年08月04日(日)

歴史の作り方

占いをしていると、どうしても未来とか過去という話題が出てきますね。

現代物理学では時間というものは存在しないというのが定説になりつつありますね。

時間が存在しない以上、未来も過去も存在しないわけですが

占い師はその存在しないものを見る、いわば時代錯誤の非物理学主義者と言える存在なのかもしれません。

 

今日は過去について考えてみましょう。

同級生同士が集まって、何十年も前の小学校での出来事を話してみると

インパクトのあった出来事はみんな共通して覚えているのに、一部の登場人物が微妙に異なっていることってありませんか?

 

もう少し有名なお話をしてみましょう。

放送された事実はないのに、何人もの人が共通している記憶があります。

深夜に放送されたとされる『ドラえもんの最終回』

テレビ局的にはそのような番組は存在しないし、VTR的な記録媒体も存在していない

でも、深夜にそれを見たという人が多数存在していて、その内容も共通しているのです。

 

都市伝説ではなく、もう少し現実的なお話をしてみましょう。

私が小学校のころ歴史の授業では「明智光秀は裏切り者」であり、あたかも悪役的な立ち位置で学んだ記憶があります。

でも今の歴史の教科書は違います。

横暴な性格で世の中を乱世に導いた悪逆非道の織田信長を誅殺した正義の味方、その名は明智光秀!

少し前の大河ドラマでもとても綺麗に描かれていましたよね。

 

もう少し言うのなら戦後の歴史の教科書は卑弥呼から始まっています。

戦前はどうだったのでしょう?それは神武天皇から始まっていました。

 

では現代に話を戻しましょう。

人がいる以上、今も歴史は作られ続けています。

ロシアとウクライナの戦争

当初、私が日本のニュースから得た情報では、ウクライナにロシア軍が侵攻、数日で占領する予定

その後、ロシアへの批判が高まり各国の経済制裁がはじまる。さらにはウクライナへの軍事支援が始まる。

ロシアが悪、ウクライナが正義という印象でした。

 

今はどうでしょう?

はい、皆さんご存じの通りウクライナが悪となってしまっています。

その背景には各国のウクライナへの支援疲れがあるとされていますね。

たぶん3年後?5年後?くらいにはロシアとウクライナの戦争は終わっているかな?

 

その時には私たちの両国に対する印象はどうなっているのでしょうね?

またマスコミはどのような報道をしているでしょうね?

 

あ、歴史の授業で『四大文明』って習いましたよね?

海外の方に「四大文明を答えてください?」と質問してみてください。

「なにそれ?」って答えが返ってきます。

海外の歴史の教科書には『四大文明』などというものは一切書かれていません。

また歴史を研究している学者さんなどに聞いてみると、日本で学んでいる四大文明よりも古く大きな文明はいくつも存在しているわけで

日本の教科書はなぜ「中国」「インダス」「メソポタミア」「エジプト」をチョイスして四大文明と呼んでいるのか?

理解できないということだそうです。

要するに日本の歴史の教科書にしかのっていない『歴史』ということです。

 

歴史とは真実ではありません。

よく言いますよね。

歴史は勝者が都合よく書き残したものであると

それが意図的であれ勘違いであれ、そんなあいまいな記憶が歴史であり過去なのです。

 

次回はもう少し現代物理学的な観点から、なぜ未来も過去も存在しないのかをお話してみましょう。

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